太田焼きそば旨い旨い


 何だか変な名前だが、一昨年からこのチーム名で高崎経済大学自動車部主催の計算ラリーに参加している。この経大ラリーには20年くらい前から、参加してくれる仲間が見つかった時にエントリーしていて多分10回以上は出ていると思う。
競技会としては今回が40回と言う伝統ある大会。
私の今までの最高成績は6位。初めて出たときには確か30台以上居たエントラントも今回は17台。
元々計算ラリー自体マイナーなのだが、どんな世界にも愛好者は居るもの、今回の参加車も殆どが常連で、皆が出来るだけ長く続けて欲しいと願っているラリーである。

今回もいつもの仲間に声をかけ、一昨年出てくれた佐々木さん、今回初参戦の正谷さん、もう何度も悔しい思いを一緒にしてきた山口さんの今までで最強のメンバーが参加してくれることなった。

11月3日早朝3時に家を出て佐々木さんの家に向かう。佐々木さんは寒い外で待っていてくれ、スグに正谷さんの家に出発。
そんな時携帯が鳴った、山口さんからの電話だった。
「すみません、熱が出て行けなくなっちゃいました」「ガーん」今回の参戦メンバーの重要な核になるハズだった山口さんが出られなくなってしまった。
ラリー自体は当日エントリーなのでメンバー変更は問題ないのだが、初参加の正谷さんの負担が心配になった。

途中のコンビニで朝とお昼ご飯の買出しをし、高経大に4時半頃には到着。早速4時から始まっている受付に行き指示書、駒図を受け取る。まずは駒図のコピー、と近くのコンビニに行く。
いつものコンビニのオヤジさんが駒図をコピーしているのを見て、「奴ら1年間かけてラリー作ってんだよね、昨日も寝てないよ」
「こんなに頑張ってんだからもっと一杯出てやんなくちゃだよねぇ」などと親しく話してくれる。すっかり自動車部全員のオトーさんみたい。
昨年エントリーしていたPDのカメラマンも取材に来ていて、今年も出ないのか聞いたら「3桁減点はもう見たくないので」との事だった。
顔見知りのOBも何人か居て、学生の頃とは全然違う大人の顔に成長しているのを見ると、自分の子供が成長したようで何故か嬉しくなった。

さて駒図は昔懐かしい右下から始まる2列表記で10m単位の区間距離の駒図。最近1列で上からのインタータイプの駒図に慣れてしまっていたので時々見る場所を間違えてしまう。
駒図への指示の書き込みや、注意駒図にマーカーを久しぶりに塗ったらもう何年も使っていなかったので、どれも枯れてしまっていた。そういえば最近駒図に色塗りしなくなったなぁとナビ仲間でもある正谷さんとしみじみ・・・

指示書にはこんな感じの指示が全部で40個くらい出ている。
・制限速度40KM標識1本目からアベ23KM/H
・    〃     2本目  〃 27KM/H
・    〃     4本目  〃 21KM/H
・右、横看板〔A〕注意 AはCP指示のクイズの答え

駒図と指示書のチェックもひと段落したので表に出て群馬の仲間は居ないか探してみると、インターナビ福村さん1人しか居ない。
他のお仲間の事を聞いてみると徹也さん達は出てないそうで静かなラリーになりそうな気配。
猪熊さんは最近体調を悪くしたとかで皆歳とって危ない年代になってしまった。そんな福村さん、一人なので聞いてみると奥さんと娘さんはスタート直前になったら歩いて来るという。
高経大の隣が自宅との羨ましい環境に居るとの事だった。

いつもなら群馬の年取った悪童のチャチャが一杯入るドラミが気味が悪いくらい整然と終了し、いよいよスタートとなった。
毎年毎年思うのだがなぜ高経の自動車部には美人女子部員が多いのだろう。イケメン男子部員が居ると言うわけでも無いのに・・・

ODまでは普通のラリーと一緒で駒図を走って基準距離を測るだけ。今回のドラ佐々木さん、昨年出たときもそうだったのだが試走車の走り方に合わせた走りをしてくれるので補正が楽。アベが低いので駒図間距離でやる補正も重要なのだが殆どずれないのでパスコン対応に集中できる。

ODから1CP、2CPと以下のような比較的楽なCP指示を順調にこなし、ラリコンのファイナル通りにうまくCPに入って行けた。

・コース図12までをB分で走行せよ。ただしBとはコース図8から10図までに出てくる以下の看板に対応する数字の和とする。
 7ELEVEN    :6
 Family Mart:7
 MINI STOP  :8
 LAWSON     :9
 SAVE ON    :10

こりゃぁ今年はもしかして、と思って2CP指示を見ると・・・
以下の順不同パスコンを指示書に追加せよ。ただしどれが先に出て来るか分からない。
・下り坂勾配10%標識から11分走行地点より直前AVEの6KM/HDOWN
・駒図25先の出入り口注意看板より9分走行地点よりAVE15KM/H
・逆ト標識から出入り口注意看板までを3:2に内分した点からAVE18KM
 また5:3に外分した点から直前AVEの20%UP

後ろの席の正谷さんがパニックになっている。
2CP指示は予め渡されている指示書のPCも間に絡んで益々どうして良いか分からない。
対応方法を相談しているとラリコンのファイナルが20分遅れになった。遅れた場合、レスコンカードが最大8分まで使えるがそれ以上になると救済しようが無くなる。
とりあえず行けるとこまで行こう、と2CPはスタートしたが正谷さんは後ろで考え込んでしまった。
高経ラリーはJAF公認では無いのでCP間の距離規制が無い。CPの1コーナー先に次CPがあったこともあり、先を急いだが幸運にもCPは無く、アベも低かったので20分遅れは普通に走って取り戻せた。
でもCP指示の順不同パスコンの対応は出来てなく、他の常連エントラントの通過時間を参考に「エイやぁー。こんなもん」のアベで3CPに入った。
4CPはパニックになることも無く順調に走れ、5CPは中継地点の峰公園での申告CPだったのでPC地点の距離を控え、中継地点に入ってからゆっくり計算した。

ここでは1STの正解表が配られ、申告以外の減点が算出された。
その結果2CPで134点の原因不明の減点を食っているが、エイヤーで入った3CPが37点、4CPも67点の減点を食って総減点255。何で一生懸命計算して入ったCPよりエイヤーの方が減点が少ないのか・・・
福村さんの1ST結果を聞くと58点(!!)えぇ〜?ちゃんと計算して入ったの?って聞いたら、ニヤッと笑って「合ってそうな車にコバンザメ」ってもう・・・

申告の計算をしながら食べた気のしない忙しいお昼のおにぎりを食べ、気を取り直して2STスタート。
正谷さんが大分慣れてきてCP指示の対応をお任せで走って行ける。私はラリコン操作と駒図指示、目標物探しに集中して良いリズムで後半CPをこなして行く。
6CP、7CPと順調で7CP指示の対応でまた頭を抱えた。手前PCと距離PCと目標物PCが絡んでいる。
でも正谷さんの頑張りで計算が間に合い、スタートするとファイナルが3分遅れている。もうノーチェック区間も終わっているのでスグにCPが出てきそう。なので無理に取り戻す事はせず、レスコンカードを使うことにした。
今までレスコンカードを使うと丸々減点食う事が多かったのがちょっと心配だったが。

8CPからまた難解なCP指示が出た。でも9CPは最終申告CPなので確実に行けば何とかなるだろうと走り出した。
予め渡されていた指示書のPC処理が全て終わり、さあ後はCP指示の面倒なPCの目標物を探して走って行くと、前方の車が9CPと書かれた所で止まっている。
正谷さんは状況が理解できず、「どうしよぅ目標物がまだ出てきてない」と心配していたが、「目標物PCは大嘘だったんですよ」と言ったら理解できたようで、車内は「お疲れ様」のホッとした空気になった。

9CPの正解時間を申告し、正解表を貰い減点計算を正谷さんが後ろでやる。
2ST総減点32点、2STだけなら3位なのだが1STの減点が多すぎ、結局やっぱり6位の成績だった。

経大に戻り表彰式が始まる時間まで大学祭を一回りする。
仲間内だけで盛り上がってる女装コンテストを見たり、夕方から降り始めた雨で湿りがちな模擬店を回り、学生の威勢の良い呼び込みに元気を貰ったような気になった。

その模擬店でうどんを買って表彰式会場の教室に行くと恒例のジャンケン大会が始まった。学生がかき集めたのであろう数え切れない程の賞品が並べられ、1年生の女子部員との賞品争奪ジャンケン大会だ。
私と佐々木さんはTシャツ1枚しか勝てず、かろうじて正谷さんが毛布をゲットした。
その後毎年恒例の1年生部員の自己紹介があり、暫定結果が発表になった。何と福村ファミリーチームが優勝!だった。

今、駒図に書き込んであった距離を拾って減点の原因を探してみたら、1CP指示の距離PCの距離が2km位ずれていた。どうもこれが2CPの減点の原因のようだ。私のミスだった。

やはり我々レベルだと3人乗車では厳しいラリーだと思う。
来年こそは山口さんにも加わって貰って1回くらい勝ってみたいものだ。他のエントラントも表彰式で言っていたが、続けることは大変だろうが、何とか来年も開催して欲しいと思うラリーだった。

ラリコンが付いて無いフツーの車でも参加でき、参加車全員に賞品が行き渡る楽しいラリーです。是非一度参加してみることをお勧めします。
速いラリーばかりが注目されていますが、これも立派なRALLY(ラリー)です。
また学生が一生懸命オーガナイズしている様子を見るだけでも何かを感じる事ができると思います。

毎年毎年悔しい思いをしていますが今年も晴れませんでした。
何でコバンザメで勝てて真面目に計算すると勝てないの?
帰りは来年のリベンジを誓ってカツを食べて皆と別れました。
来年こそは・・・

 

太田焼きそば旨い旨い会 ナビゲータ 鈴木博