シーズンが開幕して禁断症状がやっと解消できると思うと・・・。
ラリーファンとして私流の観戦を通して、競技とその周辺の事柄をお伝えします!

■競技会名称:全日本ラリー選手権
四輪駆動部門 第3戦
ザ・京都ラリー2004■
■ギャラリーステージ:京都府京北町『コスモスパーク』■
■観戦日:2004年5月29日(土)■
■エントリー総数:31台

 

【今日はお気楽日帰り観戦】
 5月29日(土)曇時々晴、時々雨。
前日の予報は雨。しかし翌日4:50に目を覚まし、カーテンを開けると、意外にも薄日が差している。このまま持ってくれるかもと淡い期待を抱きつつ、昨日の洗車でピカピカの車で6:10に家を出た。

  名神高速道路で京都を目指し京都南I.Cで降りる。ナビの言うまま、生活道のようなセコ道を走りながら京都の街中を抜け、沓掛I.Cから京都縦貫自動車道へ。走っている車がまばらで、山に挟まれた景色の道は快適だった。
園部I.Cで降り、目の前に道の駅があったので寄っておく。
 朝は直接ギャラリー集合場所である「スプリングスひよし」へ行くつもりだったけれども、意外にも10:01からのサービスを見てからでも受付時間には間に合いそう。ということで、サービス会場である「美山文化ホール」を目的地に取ることにした。
府道19号線は杉並木に囲まれた、とても景色がよく走りやすい、ドライブには絶好の道。

【朝のサービス会場】
 9:15にサービス会場に到着。役場に車を止めて、カメラを担いで中へ入っていく。
見慣れたテント達を1つずつ確認して歩いていると、 やがて予定より10分遅れで1号車が帰ってきた。今回は4A→4Cの出走順なので、まずは4Aの小野寺選手。車を降りたBOOBOW島田選手はバナナを頬張っている。
4Cの途中が帰ってきた辺りで、ギャラリー会場へ出発することにした。受付時間には充分間に合いそうだったけれども、早く行かないと観戦場所の方がいっぱいになってしまう。
20分程走って「スプリングスひよし」の駐車場に着くと、既にギャラリーの車でいっぱいで、車種も多様。オフィシャルのところへ案内図を取りに行く。無愛想なオフィシャルで、朝からこんなところでのギャラリー対応につまらないのでしょう。
今回は見た限り、カップル・男同士の集団というパターンが多い。場所取りがあるので、早々にここを出てギャラステへ。

【会場目前にして渋滞ラッシュ!】
 案内図の通りブリッジを渡って、曲がり角の案内人が立っているべき場所には誰もおらず、かろうじて前方から渋滞しているギャラリーの車で行先がわかり、最後尾に着く。ここに並び始めたのがおよそ11:30。勾配40℃はあるのではないかと思われる上り坂で、100mも進まないうちに停車、また発進という状態が延々続く。
この渋滞の原因は、頂上付近で観戦費用を徴収している為だが、先程のスプリングスひよしで集金し、ここはパスを見せるだけ等の方法にできなかったのかな?なんて勝手なことを考える。待っていると、フロントガラスに水滴を発見。雨だった。グレーの空を見上げながら、"これは本降りになりそうだな・・・"などと考えつつワイパーを動かす。
どの車も一旦停車すると、あきらめたように前方からサイドブレーキに切り替えた、ブレーキランプの消灯ウェーブが回ってくる。次にブレーキランプが付き、数メール進み、また停車。これの繰り返しで、上のオフィシャルのところに辿り着いたのは40分後だった・・・。2002年の京都ラリーと同じく、パンフレットとドリンク(今回ラリーのスポンサー、田辺製薬のもの)を受け取り、コスモスパークへ入って行く。そう言えば自分の車でダート走行をするのは初めてだった、徐行といいつつ石に足を取られそうになる嫌な感覚を経験した。

 

【改装工事の割には2年前のままだったコスモスパーク】
 オフィシャルに誘導されて車を止め、降りる頃になると、先程の雨が嘘のように晴れ間が広がりだした。
外に出ると暑い。荷物を担いで歩き出すと、屋台トラックにギャラリーの列が出来ている。後の放送で知ったのだが、「天丼弁当屋」だったらしい。この暑いのに天丼は入らないだろうとは思ったものの、実際行列が出来ていたし、しばらくすると「完売しました」と再度放送が入ったので、ラリーは観戦に来る方もタフなんだなと脱帽。

  撮影場所は"田辺製薬アスパラドリンクコーナーストレート"を取ろうと決めていた。
一昨年に出遅れて陣取れなかったからだ。しかし今日も既に最前列は埋まってしまっていた。仕方がないのでその背後にビタ付けでパイプ椅子を置く。コーナーを出てきた姿が正面から撮れて、更にサイドを流し撮りしようと思えば充分な距離も取れる絶好の場所をキープ。私の前に座っている二人組は、写真を撮る気はないらしく、座って観戦しそうな雰囲気だった為、こちらが立ち上がれば視界は確保できそう。
周囲はテーブルを広げたファミリー、デート感覚で観戦に来ているカップルなんかがいる。
私に野郎4人組が声を掛けてきた。「隣りで撮っても邪魔になりませんか?」。
邪魔も何も思いっきり射程距離じゃないですか。「コーナーを出て、目の前の直線までずーっとカメラで追いたいので、邪魔です」と言うと、退散した。その声が周囲にも聞こえたのか、その後、私のレンズ前に立つギャラリーはいなかった・・・。
 場所が取れて落ち着いたところで、あまりの暑さに車へ戻って昼食を取ることにした。オニギリ2個で燃料補給し、また戻る。横のファミリーは、子供がコースロープをくぐったりで、片時もじっとしていないので、奥さんが半ばヒステリーのようになって絶叫している。
ここでコスモスパーク入口に止まっていた散水車が始動。ここアスパラコーナー…のギャラリー前は往復して丁寧に水を巻いてくれるので助かる。一昨年は息が詰まるような砂埃を浴びて降伏状態だったっけ。
やがて隣りのカップルが「プレスが来たよ」なんて彼女に話しているので、目をやると水野カメラマン他数名が前方を歩いて来た。それから間もなくの13:20、先行車登場。

【SS6・7】
 続く13:46分、1号車登場。晴れたり曇ったりで、安定したシャッタースピードが確保できず、写真に集中できない。晴れ間が見えたとは言うものの、雲が多く一度日陰になると、シャッタースピードが60まで落ちたりする。1本目はコーナーを抜けたところの静止画が撮りたかったのだけれども、これではブレてしまったかな?と出来上がりを見るまでは不安。
ダイハツストーリアが登場すると、横の彼女が「キャ〜かわいい!」なんて黄色い声を出している。
ところが今度はBクラスに入ると、ラリー車の立てる埃の量が半端じゃない。砂嵐がこちらに流れて来ると、「うっそ〜こっちくるよ!嫌ぁぁ〜!」と大絶叫。彼氏は自分が連れてきた責任もあり、オロオロしながら砂からかばってあげたりしていて泣ける。
やがてCクラスになると、砂の襲撃には慣れたのか、「あの車がカッコ良くて好き♪」なんて指している。見るとLUCK勝田車だった。ナカナカ渋いところに目を付けて来たねと考えていると、彼氏が一言。「5ZIGEN!」。何でやね〜ん!確かにスポンサーには入っているけど。色んな意味で話題を提供してくれた方々でした。

 今回のDJは慣れているのか、聞いていても安心。放送ばかりが盛り上げようと気負ってしまい、逆にギャラリーが寒くなってしまうことが多々ある中で、ここ京都は次に何号車が来るか、そのDr.Co−Dr.の趣味・特技(パンフに書いてあった通りだけれども)まで自分のコメントを交えつつ流すので面白い。
やがて14:20に1本目終了。
ここで放送。「次のSSまで30分ありますので、選手と記念撮影をするもよし、車の写真を撮るもよし」。その声に押されたのか、場所を変えたい為か、最前列のギャラリー達が荷物をまとめ去って行く。お陰でこちらは1列目に踊り出て、次の写真の構図を考えたりしていたところ、先程の放送から10分と立たないうちにアナウンサーの「間もなく先行車が来まぁす。コース内には入らないでくださ〜い」。
あら、時間に余裕があるのではなかったの? ギャラリーがまたいそいそと戻ってきた。

 次のSS7は14:31に2本目0号車登場。今度は流し撮りをしてやろう。Aクラスも転倒しそうに車体を傾けて走っていくので、ギャラリーは迫力に声を上げて観戦している。
1台毎にここでのラップタイムを読み上げてくれるので、誰が速かったのかが比較できてとても良い。1分50秒前後のタイムが続く中で、奴田原選手の1分45秒には周囲から溜息が漏れた。勝田選手はSSが終わった後、ギャラリーの前で箱乗りをしたらしい・・・。1本目と2本目の間隔もスムーズで、台数が少ない為トラブルもなく、15:15にはギャラリーステージが終了してしまった。
  この後、ギャラリー抽選会があるようだけれども、出て行く車多数。私も次の予定があるので、早々に引き上げ、渋滞する列に合流した。ダート路で登り坂。わだちに足を取られてエンスト。セリカで上がって行けるのかと不安になった。やがて一般道に合流し、ギャラリーの車が一斉に同じ方向へ帰っていくのを尻目に、我がセリカのナビは別の道を行けと指示をする。
信じて府道364へ。これが県道か?と思うような対向は無理だと思われるような暗い山道の中を走る細い1本道。ハイビームを付け、走ること数十分。途中対向車と遭遇することもなく、CPの「スプリングスひよし」に着いた。

 

【ダートから舗装への怒涛のサービス会場】
 ここで少し落ち着いてから、目的の「美山文化ホール」に。17:00からのサービスが見たいので!。
こちらへ流れたギャラリーも多いだろうとの予想は外れ、淡々と19号を走って、また役場の駐車場で競技車待ちをすることにした。ところが意外に早く進行していたようで、サービス会場の中に入って行くともう4C半ばまでは御帰還済。あれあれ。

  残すSS2本は舗装なので、各車一斉に足回りの交換。三菱の田口選手がテントの外に出ていたので、話をさせてもらった。ここに戻ってくる前のSSでタイヤがバーストしてしまったそうだ。サービスが言うに、それこそ"刃物でスパッと"という感じだったらしい。
19時にはゴールしてしまうんじゃない?という話だったので、本当はここで帰るつもりだったけれども、結果を聞いて帰ることにした。奴田原選手も車の脇に立っていたので、写真を撮らせてもらう。ダート用から舗装用タイヤへ、バネを変えたりライトポッドを装着したりで、車の外観が変わってきた。
やがて45分のサービスを終えてサービスを後にするので、手を振って見送る。美山文化ホールの駐車場に空きが出てきた為、役場から車を移動してくると、奥の方で知った顔を見付けた。ギャラステに登場してくれなかったNO.27号車の青山/船木組。インプレッサのボンネットを開けて中を覗き込んだり、車を前後動かしたりしている。近寄って見ても、前から見る限りはフォグランプカバーが片方取れているのが気になるぐらい、でも違和感を感じて背後に回ると、左バックランプから上が包帯グルグル巻きにされた痛々しいインプレッサの姿があった。
本人達は「よくここまで叩いて形出たよな〜」と意外にも普通の様子。Rrガラスはなく、開放的な感じ。「キロ8万のラリーだった」というセリフを聞いて申し訳ないけれども笑いが止まらない(※上記計算式=エントリー費用/SS走行距離)。
  この車は昨年までの綾部選手のインター車。外観は全塗で真っ白だけれども、ドアを開けると内側は緑色の名残がある。話しているうちに、ゴールの時間になったので、ゲート前へ。…が、プレスの姿も関係者の姿もない。あら?

 ゴールも撮れなかったし、これ以上居る意味がなくなってしまったので、帰ることにした。
辺りは既に真っ暗で、暗い県道を戻る。前方の3台連なる車に追いつき、遅いなぁと思いながら見ると、真ん中の車のルーフからは無線のアンテナが立っている。オフィシャルさん達だったようです。
来たときと同じく京都縦貫自動車道から名神高速道路へ。21:00、すぐの大津SAで寄ったのはトイレの為ではなく、京都のお土産が欲しかったから。定番『八ツ橋』とたこ焼きを買い、更に軽食コーナーで「京風たこ焼き\400」を買い、窓から夜景を眺めながら頬張る。
ここからはノンストップで自宅へ。帰りは美山から3時間、10:30に本日の走行距離504.1kmでゴール。
お疲れ様でした〜。