海の幸に舌ずつみ、もちろんラリーも大満足

   
■競技会名称:全日本ラリー選手権 第1戦
  ツールド・九州 2008 in 唐津■
■佐賀県唐津市■
■開催日:2008年4月11日(金)〜4月13日(日)■
■エントリー総数:42台
   
4月11日(金)晴
 3年目となる開幕戦の地、唐津へ向かう為、半年のインターバルを経て、久しぶりに空港へ向かう。
県営空港なので乗客の数が少なく、またJALの職員だって1人2役。先程搭乗手続きをしてくれた女性は私が荷物チェックを受けている間にカウンターを移動し、今度は荷物預りの担当に。
CRJ-200機へ搭乗が始まり、相変わらずの不安げな機内外観を眺める。ちなみに離陸時に微妙に機体がフルフルするのも更に不安をあおる。

以前は、海岸を眺めながら唐津街道をのんびりドライブしたものだが、今年は二丈浜玉道路を直進。
サービス会場目前の浜玉町で、Nカメラマンおすすめの和菓子を買いに"佐々木けえらん"へ寄り道。
"けえらん"とは鶏卵かと思ったら関係なく、こしあんを薄甘い大福の皮のようなもので包んだもので、素朴な風味で美味しかった。
前を通りかかった幼稚園児の集団に「こんにちわぁ」と挨拶され、おぉ、こんな部外者にも声を掛けてくれるのかい?と癒されてみたり。
松浦河畔公園 国際交流広場に着くと、懐かしい風景が展開される。半年もバラバラに生活していた人達が当然のようにこの場所に帰ってきて、普段は殺風景なただの駐車場が、あっという間にサービステントとスポンサーの幟で埋め尽くされ、僅か数日間のお祭り会場が誕生する。ラリーを置いて、他にこんな魅力的なイベントってあるんだろうかと思ってしまう。

プレス受付を済ませ、昼食に出掛ける。向かった先は、「井手ちゃんぽん」。実はちゃんぽんは、生まれてこの方、食べたことがなく、今回が初。どんなものかと、まずは至ってノーマルな普通の(\650)を注文すると、しばらくして顔の高さまであるのではないかと思われるほど、丼に"もやし"がてんこ盛り状態になり、ちゃんぽんが運ばれてきた。
食べても食べても麺には到達できず、ようやく見えてきたところで、お腹の方が限界を迎えてしまった。
「思い出の ちゃんぽんはただ もやし味(五七五)。」 再びサービスへ戻り、13:42頃、写真を撮って回る。15:00頃、今年初めて設定された後河内ダムの下見へ向かう。桜が葉桜になりかけてはいるが、いいアクセントになってくれそうかな。

17:00のセレモニアルスタートまで迫っていたので一行、唐津神社へ。
ボチボチとドライバーが集まって来ると、曳山展示場前では車両を前にドライバーの撮影会のようになる。
そしてぞろぞろと神社の境内に吸い込まれ、今年一年、ラリーの無事を祈ってご祈祷が行われる。

そのまま今度は境内の石段を利用して記念撮影。 
例年に習い唐津神社の鳥居をくぐっての、まずは勝田選手が、以降はゼッケン41からのリバーススタート。
途中からはスタートフラッグをギャラリーへと交代し、子供が旗を振り、賑やかな雰囲気に。
最後もキッチリ勝田選手が締めて、これにて終了〜。

境内へ戻る神主さんを追いかけて、「すみませ〜ん!お守りくださいっ!」さっきご祈祷を受けている時は誰もいなかったんです…。
裏口まで回って、ドアをどんどんやりましたけど。すっかり片付けられたお守りを出してもらう。
なるほどー…あぁやって箪笥にしまわれているものを、1段ずつ引き出して並べていたのかぁ。…などと感心しながらお守り2個に1万円を出し、更に切ない空気が…。ご迷惑をお掛け致しましたっ。

18:30に一旦、ホテルへチェックイン。19:10に開会式が始まる。ドライバーズブリーフィングはそのまま聞き流し、メディアブリーフィングへ。今年から新たに加わった、既に2006年から構想はあったという1.5クラスの説明があり、メディアセーフティプランの作成と、JAFパスプレスの出欠確認は昨年のハイランドより試行されているらしいが、タバードメディアとそうでないメディアとの違いは三方山の立入りぐらい。

昨年の同県内の事故を受け、我々プレスには撮影エリアの限定や、エリア内立ち入り時刻等、厳しい規制がされる。
車両許可証の貼付位置すら、運転席側・助手席側のどちらにするか議論になる程だ。
そんな白熱した?やり取りが終わり、外へ出てみれば20:42。ホテルへ荷物だけ置いて、やれやれやっと夕食だ。フロントでイカを食べさせてくれる店を聞くが、時間が時間だけに、オーダーストップ、もしくはイカの貯蓄切れ。一行は3班から成る小部隊編成に分かれ、更にそこからそれぞれの目的地へと派遣されて行った。

私の所属する第3部隊は、奇襲を掛け一発ヒットし、19:00頃居酒屋の暖簾へと吸い込まれる。
ここの名物は"ギョロッケ"、見ての通り、牛肉の代わりに魚肉。これにカレー味が付けてあり、初めての味わい。2階へ上がる階段の踊り場には、真っ赤な靴・靴。
さんざん食べて、更にコンビニで買い出しをし、部屋へ戻って0:40就寝。

 

4月12日(土)晴
 5:45起き。6:30にホテル1Fの朝食会場へ降りて行く。
時間的にホテルの無料朝食を利用できるのは有り難いし、軽くバイキング方式でパンが選べるのも嬉しい。7:15ロビー集合。今日は三方山での撮影。コンビニへ寄ってSS1:SANNPOU1へ。

撮影場所が指定されているので順走のカーブが2・3個見通せる場所へ。枯草で被写体の一部が隠されてしまうようなところだ。
00カーが8:18に通過。最終のNo.42が9:39通過で、この後、ちょうど1時間の間隔を置き、SS3:SANNPOU2の同じく順走は、先程とは1段低い位置からの撮影。S字カーブの為、1本目は右コーナーを抜けた直後を。今回は、その後の緩い左カーブに差し掛かるところを、SS1とは違う角度で狙う。
11:41にNo.42のスターレットまで見送り、午前中の撮影は終了。一旦、サービスへ戻る。

着いて12:50。昼食を取るプレスもいるが、公園入り口に戻って来ている車両が見えた為、ここはいつでもスタンバイ状態にしておこう。
この45分サービスを経て、15:00近くまでサービスで撮影をするも、数人のプレスの姿がないことに気が付いた。 

聞くと唐津城を撮りに行ったとのこと。"自分も行きたい!"とNJ さんにダダをこね、原稿を書いていたMD氏も巻き添えにして唐津城へ。有料駐車場の前を通りかかると、車へ戻るプレス様の姿を目撃!
 私達は道路へ車を寄せて、お城の遠景を撮った。
昨年の唐津城は夕立前の風雲唐津城といった雰囲気でおどろおどろしかったし、今年は築城400年記念らしいので、是非とも写しておきたかったのだ。

レンタカーは虹の松原を抜けて海岸へ出、そして時間があったので昨日、売り切れになっていた"けえらん"リベンジ!…と、店の前に車を止めると、ドアには再び無常にも"準備中"の張り紙。年中休業かいっ!と、店に乱入し、ゆるゆるとした動きのおばあ様に聞くと、本日分は売り切れたとのこと。
"セレブ御用達! 1日数量限定激レアスイーツ"みたいな感じ? しかし、既に"甘いもの腹"になってしまっているので、お隣りの"伊藤けえらん"へ。こちらは若いお兄さんが、その場で餡に皮をまいてくれ、しかもよもぎ風味まである。

口をもぐもぐさせつつ、三方山逆走の撮影へ向かう。撮影場所は、SS3と同じ。
00カーが16:06。坂の頂上から、下りへ入る瞬間を煽り気味に止める。雰囲気はあるが、舗装路の為、グラベル程の姿勢変化はおきず、ほぼ真正面のあまり面白味のない写真に・・・。
17:10に全車通過すると、今日のSS撮影は終了。30分程の移動でサービスに到着すると、日が延びているため、まだ明るい。番場選手の、大きく穴の開いたミッションが痛々しくサービスに置かれているのが目に付く。

車両はパルクフェルメへと移動し、閑散とし始めたサービスを18:15過ぎに撤収し、次の目的地はイカ屋。
脇でNカメラマンが予約の電話と、参加人数の点呼をしていたのは知っていたが、果たして何人集結するのか?
 ホテルで機材を降ろし、19:15にロビーへ降りて行くと、その数、11人! サッカーできるぞ。ぞろぞろと目的の料亭へ。暖簾をくぐると2階の座敷へ案内された。
こうして眺めてみると、まるで会社の「○○課:親睦会」、もしくは同窓会のようだ。
やがて、船盛りにされた、透き通った河豚のようなイカが運ばれて来、しこたま写真撮影をした後、一斉に箸を伸ばす。
想像にはしていたが、まぁ甘いです。残ったイカは、一度下げられ、再び姿を現した時には、天麩羅へと進化! これまた塩で食べると、美味いです。そしてこれだけ食べても\4,000!
 今日はイイ夢が見られそうです。

4月13日(日)晴→小雨→晴
 5:45起き→6:30朝食。
LEG2の撮影は、三方山とダム班に分かれ、林道は昨日撮ったことと、ダム湖の設定は今年が初めてだったため、自分はダム班に加わる。

7:15にロビーへ集合し、後河内ダムへ。8:30にSS10:HIZEN3の駐車場へ到着すると、雨具を持って出掛けないと不安になるような空模様。
遠くに見えるスタートゲートと、その延長線上に置かれた新井選手のインプレッサが遠近で1枚に収まる構図で、格好の撮影スポットとなっている。そこからダムを半周した先の、ギャラリーステージの前方に構え、ファインダーで風景を切り取ってみると、桜とダムを同時に入れることができるが、ついでに"注意書き看板"も丁度車両と被るような位置に立っている。
路面から2mちょっと、短玉で狙うにはちょうどいい距離だ。

競技が始まり、途中、ダム湖面が雨で水しぶきが立っているのが見えるが、不思議とこちらまでは迫ってこない。すぐ目の前だけ降っているという、奇妙な光景だった。
SS10が終わり、僅か10分強の間隔で、SS11の00カーがコースに入る。
構図を変えようかとも思いながら、他に撮りたいイメージが沸かなかったことと、1本目も満足のいく撮影ではなかったために、2本目も場所を動かずにいた。

ガードレール2〜3本分を流し撮り。ギャラリーを入れたカットもほしかったので、崖上へ登り、ギャラリーの間へお邪魔しつつ、コースを俯瞰で写す。
セリカ通過後、隣りのカップルが、「あの車、売れてないんだよねぇ〜。もう生産中止になったんじゃないか?」「ふぅ〜ん」と彼女。
は〜い、私、あのセリカが好きで、もう8.5年も乗ってるんですよ〜。
そんな何カットかを撮影した後、下山すると、間もなく11:50に追い上げが入った。
その後、アナウンスが入り、新井選手のデモランが始まる。デモランだけあって、ギャラリーコーナーへ差し掛かると、ドリフト状態でフロントをイン側に向けて流すので、モニターで確認しても、迫力が違う。
3本の往復で、最後は左ハンドルからギャラリーに挨拶の手を振りつつ、フェードアウト。

これでコースクリアになり、車両へ戻る。SS中は何とか持ってくれた雨も、サービスに戻ると、パラパラと小雨に。
サービスの撮影を始めたものの、ちょっと気になる降り方になってきた為、傘を取りにレンタカーへ戻ると、鍵が閉まっている。
ドライバーさ〜ん。帰ってきた車両はパルクフェルメへ。そう言えば、ホテルを出てからト*レへ行っていないのだ、体に悪いなラリーって・・・。パルクフェルメを前に、ギャラリー抽選会、終わって新井選手・勝田選手のトークショーになる。開幕戦は絶好調の3連勝目を記録した勝田選手は、笑顔笑顔。14:30から、唐津市文化体育館で表彰式。

 帰りは足がないので、カメラマンのレンタカーへ同乗させてもらい、福岡空港へ。
手荷物は10kgだから、行きに詰め込んできたペットボトル分が軽くなったと思われる。2Fの中華料理屋へ夕食に。
お昼を抜いていたから、久しぶりのまともな食事。年に1度の九州土産でいっぱいの紙袋を下げ、何列かに別れてセキュリティチェックをくぐると、二人の姿を見失ってしまったー!! 
代わりに、手の平に収まるほどの小さな六角レンチ数本の為に、セキュリティに引っかかっている勝田選手を発見。3連勝を果たし、壇上で報道各社のフラッシュを浴びたドライバーだとは、この警備員は夢にも思ってないんだろーなー。

離陸するなり爆睡。「到着地名古屋の天候は小雨」というアナウンスで目を覚ます。
小雨…というか、機内から見ると結構降ってるように見えるんですけど。
着いて更にビックリが、乗客は雨の中、建屋入口を目指して走れ!ということ!? 
別に走らなくてもいいんだけど、この雨の中、やっぱり濡れたくないので、タラップを降りた乗客は老若男女、一斉にダッシュ!
 惨めな光景だよなぁと思いつつ、これでサービス満点のジャンボ機と値段は変わらないから驚く。とは言え、今回も無事の帰宅となったので、良しとしましょう。