シャンパンファイトは晴天が良く似合う
   
■競技会名称:全日本ラリー選手権 第3戦
  KYOTO南丹ラリー●■
■京都府南丹市●■
■開催日:2008年5月16日(金)〜5月18日(日)■
■エントリー総数:47台
   
5月16日(金)晴

 高速のETC通勤割引時間にゲート突入するため早出をする。
インターに進入するなり、"名神高速道路集中工事"に捕まり、京都南I.C.で下りる。
3年目の見慣れた京都市街地を抜け、沓掛I.C.より京都縦貫自動車道へ入ると、名神とは比較にならないほど快適なドライブで園部I.C.で下りて、目の前にある道の駅『京都新光悦村』の外のベンチで、持参したパンを噛じる。
ここまで5時間もかかっちゃったよ…。

ぼ〜っと道行く車両を眺めていると、脇の車道をラリー車がバンバン通過して行く。
しかもレッキにつき順不同。リエゾン区間だって貴重なラリー車のいる風景…。
飽きるまで観察した後は、サービス会場へ。

「府民の森」の入り口で、大井さんの花柄コルトに遭遇。上の駐車場に着いて、一眼レフだけ持ってサービス会場を散策。プレスの姿もちらほら。撮影の下見に回ると、昨年はギャラリーエリアB、Cと言われていた場所の設定が今年はなく、丘の上から見下ろすようなエリアか、コースを横断した先のコースロープ内で順走・逆走の2本撮れそうな感じだ。

例年に比べると、コースロープが随分と内側に入り込んで来ているような印象を受ける。
開会式前に明日のスタート会場の下見もしておきたかったので、「園部公民館」経由で「You遊ひよし」に向かう。
ちょっと早かったようで、駐車場は閑散としている。先に中へ入り、ソファーでメモを取っていると、エントラントもぼちぼち集まり出したようだった。

開会式では、片山京都府議会議員が今年は許可が下りなかったが、続けて交渉中のダート路面があるとのことで、来年は京都のダート復活に期待!?
市長代理も、地元の方々と触れ合って帰ってほしいとの挨拶。
開会式から移ったドライバーズブリーフィングでは、車検をいつ行うかでエントラントと主催者とで議論となる一幕もあったが、さほどは長引かず、メディアミーティングとなる。明日のギャラリーステージを下見して、2本撮れると思っていた場所は、ギャラリー用ではなく、プレス用の撮影場所「エリアB」だとわかった。
どおりでコースから近い筈だ、とすると今年のギャラステからだと写真はかなり厳しそうだ。

今回はネットのHPの雰囲気で決めた初めてのホテルで、しかも全国にチェーン展開され周知のものでないと、どんなところなのかと行くまでドキドキする。
ナビは目的地に到着と言っているのに、それらしい建物はない。不信に思っていると、駐車場入口の看板を見付け、どうやら間違ってはいないようだが? 荷物を降ろし、周辺を観察するもやはり外観にそれらしい名前の掛かっているものはない。
"これか?"と思い近付くと、「研修センター」と書いてある。
以前、研修センターとして使っていた施設を、ホテルに改造したってこと?
駐輪場に係りの人がいたので、聞いてみると、この研修センターではなく、やはり車を止めた前の建物だと言う。
そこには駅の改札口へと繋がる階段。試しに上がって行くと、2Fの踊場に突如、脇へ延びる通路が現れ、その先にやっと目的のホテルのフロントを発見することができた。
現金ONLYの、しかも前金を払って、部屋のある3Fに上がると、そこにも更なる驚愕の新事実が…。

部屋のコーナー毎に設置された"ホウ酸ダンゴ"。何故にこんな物が必要とですか?更にはデジカメ・ストロボ・携帯電話と、このデジタル時代に生きる者の必需品、「コンセント」が見当たらない。フロントで借りたドライヤーですら、ベッドサイドのスタンドを引っこ抜いて得た唯一のコンセントを使う始末。そのスタンドの乗る台をどけた時、更に隠されていた"ゴキブリホイホイ"の存在に気付いてしまったっけ…。

5月17日(土)晴

 朝、出掛けようと車へ近付くと、両脇を競技車に挟まれている。
そして、私の車を指さして、「ドナーだ!」って言うエントラント達。何故に私のセリカをドナー呼ばわりするですか!?ドナー登録させていない上に、年齢制限にも引っ掛かってます。

 昨日、下見をした「園部公民館」へ向かう。沿道の両端はギャラリーで人垣が出来、賑やかな雰囲気だ。
8:00にリバーススタート。
スタート前にドライバーへコメントを取っているが、No. 42の「(ゼッケン番号が)不吉」発言には笑いが起こった。
古谷選手は全日本初出場とのこと。
ここの駐車場から、府民の森への移動を開始した直後に携帯メールが鳴る。
見れば、"勝田コースアウト"の文字!つい先程、目の前をSS に向け出発したばかりだと言うのに…。

途中、昼食確保の為にコンビニへ寄り、府民の森へ。昨日下見をしたエリアBでSS を待つ。
DJが車両紹介をしており、そちらに意識を集中させていたところ、突然のスキール音と、視界に飛び込んでくる車両。"0カーかな?"と思ったものの、水色のカラーリングが目に入り、競技が開始されていたことを知った。
カメラを構えるのが数秒遅れ、不覚!!

日が出てくると暑く、終わって車両に一旦戻った時には、汗で顔がベタベタ。
サービス会場に競技車が帰って来ていて、渦中の勝田選手の顔もあるが、車両は見当たらない。
サービスでは、曽根選手のセリカに左リアバンパー付近にヒットした形跡があり、テールランプも割れているようではあるが、他には大きなダメージを追った車両は見当たらない。

SS6は、逆走のコース上り。
先程と同じ道路を渡った向う側のエリアBでカメラのセッティングを終えると、またも目の前に北村選手。
京都ラリーでタイスケが早まっていくのは過去で経験済だが、今回もそのパターンだろうか。
アミューズメントクラスではラインの取り方が落ち着かなく、身の危険を感じる場面も…。終わって14:05頃、車に戻り、持って来たパイプ椅子に座り昼食。

斜面側を向くと、かけ上がってきた風が、強烈に気持ちがいい。この後の競技はSS10まで空いているので、ドアを開けたままつい、車内でウトウト。
16:00になり、機材をまたヨイショと担いでステージへ。場所に悩み、斜面を何度も登ったり、下りたり。
う〜ん、決まらず、1本目に写した同じコーナーの角度違いとなってしまった。
競技はゼッケンNo.14までは通過したものの、そこで中断。ファーストカーはもうサービスインしている頃だろうか?

待っている間、傍らの鞄に目をやると、ゲッ!ダニ!地面に置く気が失せ、そこから全て体にブラ下げ、まるで拷問か子供の罰ゲームで"全員の荷物を持たされた人"のような図で、全車を撮り終えてサービスへ。なんだかADVANの2台が大変なことになっており、奴田原選手、田口選手共に自ら整備に手を出しているようだ。

競技車が次のステージへと向かう頃、一旦ホテルへ戻る。途中のセブンイレブンに寄ると、後ろは00カーだった。
しばらく駐車場をウロついていたが、道の駅まで戻る。
何故って、Section3に向かって行く競技車を見送ってみたくって。
8:00にホテルに到着し、目の前のコンビニでハンバーガーとポテトの夕食。
9:00過ぎにゴールだとすると、意外にも時間が全然ない。
くつろぐ間もなく、8:30に再びセリカのエンジンをかける。
真っ暗になり、すれ違う人の判別もつかなくなった府民の森へ戻ると、この時間までゴールを待っている熱心なファンの姿もある。

戻ってきた競技車は、TCに入り、そのままパルクフェルメへ。車両を下り、こちらへ向かってくるエントラントの表情は様々。
山口選手は顔を見るなり指を2本立てる!えぇっ、順調に首位を独走していたのに、最後のSSで何が起こったのか?と驚き「2位ですか!?」と聞き返すと、"あっ…"と指を1本にしてストロボに応じてくれた。
あぁ、喜びの"ピースサイン"だったのか。
ガッシリと握手を交わす者、言葉少なで戻って来る者。見送ってホテルへ帰る。
部屋に入ると11:00になったところだった。

5月18日(日)晴

 表彰式会場へ向かう前に、「道の駅」の朝市に寄りたかった為、少し早くに目を覚ます。
道の駅には開場5分前に到着すると、もう地元の方か野菜ではち切れそうになったビニール袋を提げて建物から出て来る。遅れちゃイカンと、こちらも京野菜をいろいろセレクト。…と言っても車内に冷蔵庫はなく、夕方帰宅するまでにはグッタリされてしまうだろうが。

「遊Youひよし」へ到着し、少し時間は早かったけれども早々に着席。ボチボチと集まり始める関係者。
競技審査委員の福井さんのコメントで、京都ラリーの質が上がったというポジティブな意見があった。
JN-1クラス優勝の中村ナビのコメントに、1〜3位の表彰台に立っているクルーのどこが勝ってもおかしくなかったという、接戦を物語る内容は、昨日のゴール後にパルクフェルメを出た後の廣瀬選手とのコメントと一致する。
2位の明治選手のタイムが昼より夜の方が上がって来て危なかったとも。

JN-2は、2006年度=3位、2007年度=2位。そして2008年度=優勝との紹介の後にマイクを握るのは山口/船木クルー。

JN-4、そして総合優勝は昨年に引き続き石田(正)選手。
「自分を支えてくれたサービス隊に感謝したい」と、後方へ視界を向けコメントする姿が印象的だった。
そのまま外へ流れ出てシャンパンファイト。
各クラスの優勝者なので、Total5台、10クルー。車両を寄せてもらって広角でギリギリ収まる感じ。やはりシャンパンファイトは晴天の元が良く似合う。