第39回 糠平湖氷上タイムトライアル
   
2017年JAF北海道ダートトライアル選手権 第1戦
2017年JMRC北海道ダートトライアルシリーズ 第1戦
2017年JMRCオールスター選抜 第1戦
2017.1.29
撮影/報告 北海道・十勝 前田 進  
 
  

デモンストレーション走行の奴田原選手

 北海道ダートトライアルは今年もJAF地方選手権、地区選手権は全9戦で、全戦チャンピオン戦とジュニア戦の併催で行なわれる。

その第1戦が、OSC(帯広スピリットカークラブ)の主催により十勝管内の糠平湖を会場にした氷上タイムトライアルが開催された。
この間氷上は2戦あったが、今年からは1戦となり、唯一の氷上戦である。

ここ数年は毎年のように異例の天候で、今年も早い時期に雪が降り、冷え込みは記録的な日もあったが細かく何度も雪が降り、氷は厚くはなってくれず、更には昨年の台風の影響で水が濁り、氷が柔らかく所々で水が上がりコース幅も広くは取れなかった。
競技会数日前は−30℃位まで冷え込んだが、当日は−10℃程度で、太陽も出て風もあまりなく穏やかな天候に恵まれた。

コース設定はスタートして、すぐに右にターンして、長めのストレートから左のシケインをから右に大きくターンし、緩やかにうねったストレートで戻り、右に回りこみ内周に入り連続した中・低速コーナーが組み合わされた2Kmオーバーのコース。
今戦も、ダートトライアル全日本ランカーの谷田川敏幸、哀川翔とチームショウの仲間に加え、試走車は今年も、ラリードライバー奴田原文雄が華麗な走りを披露してくれた。
 
また、昨年亡くなられた大井義浩氏は、ここ糠平には毎年参戦し豪快華麗な走りで多くのダートラフアンを魅了していたことで、なじみの深いこともあり、開会に先立ち黙祷が行われました。

   
2017年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第1戦
 
FF−1 (エントリー12台)

 スイフトが多勢を占める中、ブイッツ、フイット、そしてアクアが参戦。1番手は永井秀治ブイッツが2分20秒。
菅野善仁スイフトは2分14秒、続く宮本雅樹スイフトは2分12秒、そしてインテグラで全日本戦を戦っていた内藤修一はスイフトでトライ、しっかりインを捕らえ2分8秒と抜け出した。

続く小武拓矢は昨年の北海道DT4WD−1のシリーズチャンピオンがフイットで出走し2分10秒で2番手に着けた、そして左近弘道スイフトも果敢に走って2分11秒をマーク、ベテラン萬樹一朗スイフトが2分15秒といった布陣だ。

 2本目、各車順当にタイムを更新してくる、内藤は3秒以上短縮し首位をキープ、小武はコンマ3秒ダウン、左近は自己タイムを2秒以上短縮し2位に上がってきた。
最終的には内藤が2位以下に4秒近い差で圧勝した。

1 位 内藤 修一 スイフト 02′05″37
2 位 左近 弘道 スイフト 02′09″12
3 位 小武 拓矢 フイット 02′10″42
4 位 宮本 雅樹 スイフト 02′12″71
5 位 菅野 善仁 スイフト 02′13″06
6 位 萬 樹一朗 スイフト 02′14″92


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

 
FF−2 (エントリー10台)

 1本目、2番手に出走の川口浩輝インテグラが2分10秒を切ってきた、常に上位をキープしている菊地真セリカは2分6秒をマーク。
同じく今田恭嗣インテグラはノーズ雪壁を掠めながらの走りを見せ2分5秒で首位に立った。
川口昭一インテグラも丁寧な走りで2分6秒で3位に着けた、ラストの山田将崇はチームメイトのマシンを借りて出走し2分7秒で4位といったところだ。

 2本目、このクラスも各車タイムを更新、1本目2位の菊地はストレートからの右ターンでコースオフ、トップの今田も同じ場所で菊地に誘われるかの如くコースを外してリタイア、川口(昭)はタイムダウン。
1本目スピンを喫した昨年のFF−1チャンピオン星野幹男インテグラは各所で猛烈な雪煙を巻き上げる走りで一挙に2分3秒を叩き出し首位に躍り出た。山田はマシントラブルもありタイムダウン。糠平2連勝を果たした星野は「糠平は走りの基本となる走りを感じられる場所なので大事な1戦で勝てて良かった」とコメント。

1 位 星野 幹男 インテグラ 02′03″97
2 位 今田 恭嗣 インテグラ 02′05″67
3 位 菊地 真 セリカ 02′06″52
4 位 川口 昭一 インテグラ 02′06″99
5 位 山田 将崇 シビック 02′07″00
6 位 川口 浩輝 インテグラ 02′07″35

上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、表彰式


 
RWD (エントリー4台)


 1本目、1番手の田中光徳トヨタ86は序盤のストレートのシケインで転倒、古谷欣竹BRZは少しアウトに流されながらも2分11秒、3年連続のシリーズチャンピオン和泉泰至トヨタ86はナチュラルに流し込み古谷と同タイムだがコンマ2秒遅れた。

 2本目、古谷は攻めるがコース上の雪と轍に阻まれタイムダウン、和泉は珍しくかなり攻めた走りを見せるが中速の右コーナーでアウトに引っ張られかろうじてコースに戻れたが、大きくタイムを落とし2位に留まった。古谷はシリーズ緒戦を優勝で飾った。

1 位 古谷 欣竹 BRZ 02′11″50
2 位 和泉 泰至 トヨタ86 02′11″71


上)左から1位、2位、表彰式

 
4WD−2 (エントリー11台)

 1本目、ここ糠平はマイスターが毎年活躍している、このクラスにも冬季オンリーの小谷泰寛ランサーはツボを捕らえた走りで1分56秒を記録、続く古沢聖樹インプレッサはインに足を取られ1分59秒。
これまで冬季主体の参戦であった小林茂則ランサーだが昨年はダートにも参戦しシリーズ2位に入っている。
今戦もスムーズに流し込み1分55秒で首位に立った、ラストの島部亨ランサーはマシントラブルを抱えながらも1分57秒台で3位に着けた。

 2本目、スパイクで削られた砕氷がコースに乗ったのと轍に阻まれタイムは伸びない。
上位7位までは1本目のタイムで順位を決めた。小林はここ糠平2連勝を飾った。

1 位 小林 茂則 ランサー 01′55″20
2 位 小谷 泰寛 ランサー 01′56″80
3 位 島部 亨 ランサー 01′57″77
4 位 日詰 教之 ランサー 01′58″63
5 位 古沢 聖樹 インプレッサ 01′59″27
6 位 岡 直貴 ランサー 02′02″49

 

左から1位、2位、3位、 下)左から4位、5位、表彰式
  
2017年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ 第1戦
 
J−1 (エントリー7台)

 昨年優勝の吉川喜恵美シビックはエントリーはしているものの未出走だ。
1本目、1番手の小谷隆嗣シビックが2分19秒を記録、1台置いて小野静香ミラージが2分21秒、続く白山真司シビックは2分22秒で3番手だ。

 2本目、小谷は1秒短縮、小野はタイムダウン、白山はムリのないコースに沿った走りで2分16秒をマーク、ラストの池田雅将シビックは自己タイムを3秒短縮し3位に上がってきた。
白山逆転逃げ切りで初優勝を果たした。優勝した白山は「表彰台どころか初優勝ですよ、普段乗りの車なので、雪壁とかに接触しないように走ったのが良かったのかな」とコメントするが、昨年は4位、一昨年は3位の成績が残っている。

1 位 白山 真司 シビック 02′16″80
2 位 小谷 隆嗣 シビック 02′18″68
3 位 池田 雅将 シビック 02′20″86
4 位 小野 静香 ミラージュ 02′21″31


上)左から1位、2位、3位

 
J−2 (エントリー12台)
 1本目、1番手の中村尚人ランサーが2分4秒をマーク、山口義則ランサー滑らかに走って2分00秒、山口達也インプレッサは2分4秒、天羽佑太ランサーも2分4秒、糠平4連勝中の小笠原禎ランサーはコースを幅一杯に使った走りで山口と同秒の2分00秒だが山口にコンマ2秒遅れだ。
昨年のシリーズ2位の西村俊希ランサーが2分4秒と3位から6位までが04秒台で凌ぎる削る状況である。

 2本目、中村、山口(善)、山口(達)らがタイムを更新できない中、小笠原は唯一2分を切って抜け出してきた、西村は自己タイムをコンマ4秒削って3位に上がってきた。
小笠原は逆転で連勝を5と伸ばした。

1 位 小笠原 禎 ランサー 01′59″79
2 位 山口 義則 ランサー 02′00″75
3 位 西村 俊希 ランサー 02′03″73
4 位 中村 尚人 ランサー 02′04″00
5 位 山口 達也 インプレッサ 02′04″16
6 位 天羽 佑太 ランサー 02′04″61


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、表彰式

クローズド 1 (エントリー19台)

 このクラス2輪駆動という区分けのみである。1本目、タイムが大きく動いたのは7番手の大山孝裕スターレットで2分8秒を記録、そして阿戸幸成シビックは2分12秒、7年ぶりに出走の滝本久也スターレットも2分12秒、笹原孝志インテグラは他を圧倒する2分03秒をマークし、ラストの成田康二スターレットは2分13秒で5位に入れてきた。

2本目、1番手の北村清智スターレットが2分08秒で3位に上がってきた、笹原は自己タイムを更に2秒以上圧縮し昨年に続き優勝した。

1 位 笹原 孝志 インテグラ 02′01″70
2 位 大山 孝裕 スターレット 02′08″45
3 位 北村 清智 スターレット 02′08″85
4 位 滝本 久也 スターレット 02′11″76
5 位 阿戸 幸成 シビック 02′12″26
6 位 成田 康二 スターレット 02′13″71


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

クローズド 2 (エントリー21台)

 こちらは4輪駆動車というひとくくりである。 まずは三上尚弥ランサーが2分01秒、ラリーストの山田裕一ランサーが1分59秒で首位を奪う、太田清隆ランサーがコンマ差で山田を逆転、スカイラインでトライの天羽桂介が2分04秒で4位に着けた。

 2本目、三上は1分57秒で首位を入れ替えてきた、山田はタイムダウン、1本目リタイアの鳴瀬秀徳ランサーが三上をコンマ3秒逆転、1本目トップの太田はタイムを落とした。
1本目リタイアの冨田正美ランサー1分59秒で5位に着けた、その直後これ又1本目リタイアの佐藤春ランサーが1分59秒をマークし、山田と冨田を押し下げた。

1 位 鳴瀬 秀徳 ランサー 01′57″28
2 位 三上 尚弥 ランサー 01′57″57
3 位 太田 清隆 ランサー 01′59″00
4 位 佐藤 春 ランサー 01′59″16
5 位 山田 裕一 ランサー 01′59″43
6 位 冨田 正美 ランサー 01′59″48


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

  
エキスパート(賞典外)クラス (エントリー11台) 

 このクラスには、冒頭にも書いたが全日本ダートトライアラー谷田川敏之、本州からの遠征組、地元のスペシャリストらが参戦。
1本目、まず前田直春ランサーが2分を切る、続く山田善之ランサーが1分55秒、更に三上悟ランサーはアンダーを維持し捻り込むようにコーナーを抜け1分51秒、田辺剛ミラージュは早い位置から姿勢をつくり抜群のコントロールで1分53秒を記録。

2本目、前田は自己タイムを1秒半短縮、ラストの谷田川インプレッサは1分57秒で4番手のタイムとなった。
(参考タイム)

1 位 三上 悟 ランサー 01′51″50
2 位 田辺 剛 ミラージュ 01′53″28
3 位 山田 善之 ランサー 01′55″56
4 位 谷田川 敏幸 インプレッサ 01′57″16
5 位 前田 直春 ランサー 01′57″52
6 位 マイケル ティー ランサー 01′57″86


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位